matryoshka-zatracenie 最愛の一枚。

category音ネタ — S.S a.k.a fukigen @ 2012/1/22 15:43

matryoshka エレクロニカ系をAmazonで探っていたらこのアルバムと偶然出会えました。ほとんど楽曲が試聴可能だったのですぐこの音を気に入ってしまい購入、それからひたすらデスクトップでハードローテションを続けております。
 まず読みづらいので片仮名をふっておくと、ユニット名はマトリョーシカと読むようです。アルバムタイトルはザトラツェニェと読むらしく、ポーランド語であらゆる負の要素を意味するものだとコチラのログで解説されていました。ユニットと書きましたが、女性ボーカルとトラックメーカーの二人組だということです。マトリョーシカというのはロシアの人形で、これは上下に二分するとその中から一回り小さな人形があらわれ、またその中から、といったように、なにか隠喩じみた構造をもったもののようです。いまからだいたい五年くらい前にこのアルバムはリリースされているのだけれど、リミックス版のcoctura以外にアルバム作品は見当たりません。リミックス版も悪くないのだけれど、完全なものをワザワザ弄って崩してしまったというような残念感は否めません。

 ボーカル、メロディー、音色ともに美しいです。音圧は低めで、反復は一部のピアノループなどを除くとあまり続かず、なので反復からの展開は早いです。一曲いっきょくの曲間が詰められていて、アルバム一枚がひとつのタイトルなのではないかと錯覚してしまうほど滑らかに繋がってゆきます。部屋で聴いているといつの間にか何周もしていることが多々あります。このアルバムの世界から出たくない、というような気にさえなります。
 切なさや物憂げな空気、または生命が、生まれたからには必ず背負うこととなる緩やかであるが確実に進む退廃、または熱力学的な意味でのエントロピー、などを思わせるような何かがあります。きっとこれらの及ぼす作用が、うわべだけ塗り固められたような美とは違う、実際に嘘のない美の煌きのようなものを味わさせてくれるのだと思います。大げさな言い方をしてしまうと、この宇宙が冷めてゆく速度に同調した音楽、そこに何か懐かしいものさえ感じるのです。

 正直この歳になってから(いくつなんだ?)最愛の一枚と呼べるアルバムに出会えるとは思ってもいませんでした。ここ数年間いろいろあって、エレクトロニカはともかく音楽全般に対して新しい出会いがなかったので、このアルバムとの出会いはとても嬉しいです。思えばフェスももう何年も行ってない。今年も波乱の一年になりそうだけど来年はなんとかして行きたいな、って今年の年末で世界は未曾有の事態になるんだったけか。

  

  

February Lifesaver

Extreme hurricane
Sleepless childhood
Blooming flowers
proudly and hatefully
Everything is a dream
like an abandoned old film
I’m already getting tired of this toy
I’ll destroy it
I came back home now

How beautiful!
How beautiful the world is!
I’m so sorry
All is my fault

自分なりに翻訳はしてみたけど掲載は無理っす!

 

 

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